ウェアラブルスピーカーの試作~最終の第3弾(その1)
第2弾の試作でリストアップした課題と対策案
最終の第2弾の試作の結論としては、
- ショルダーベルト部と本体との接続部の自由度が少ないことが鎖骨の痛い原因なので、D環の金具を使ってショルダーベルト部に対する本体の可動域を広げる
- メインスピーカー付近の組み立てがかなり難しいので、作りやすいデザインに変更する
- 中をメンテする手段がない → ファスナーで開け閉め出来るようにする
- 革の選定は軽さや柔軟性を重視する
ということだったので、これら実施した第3弾について具体的なところを説明する。
最終の第3弾
まずは、試作品の全体写真だ。
第2弾と第3弾を比べてみると、
やや、小ぶりになった。
ショルダーベルト部と本体との接続部は、D環の金具で可動域が広がり、装着時の本体の向き・傾きの自由度が上がった。
第3弾の本体の構造の断面はざっと下の図のようになる。
メインスピーカー付近を第2弾と比較すると、
第3弾は革の外装を作ったのち、筒の下から、メインスピーカーを上に押し上げている。
第2弾はメインスピーカーを包みながら外装の革を編んで組み立てていた。
第3弾の低音の出口は外装の内部にあり、メインスピーカの少し下に開いている複数の孔より外部に放出される。
そして、ついにファスナーで開け閉め出来るようにした。
内蔵物の出し入れは結構キツイが可能となった。
外装の革は軽量で1mm厚程度の豚革を選択。
全体重量は、755g(第2弾は810g)となった。
だいぶ改善出来たと思うが、音質などの評価結果は次回ということで。
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