ウェアラブルスピーカーの試作(3)

2022年9月11日

どうせ試作するなら見栄えもこだわりたい

リュック型の検討を始めたが、どうせ試作するのであればカッコよく作りたいなと思った。
それまでは、100均で購入したウレタンのシートや段ボール紙を切って、それにスピーカBOX等を張り付けて試作機を作って、実験したりしていたのだけど、途中でポロポロと部品が外れてくるし、落ち着いて試聴できないのだ。
例えば、下の写真のような感じ。
試作機というより実験機だね。

そこで考えたのは、市販されているリュックに組み込んじゃうこと。
ランニング用のリュック(ランニングバッグ)で、ペットボトルの飲料を入れる程度の軽量なものがあったので、これに組み込んでみた。
これはしっかり部品も固定され、安定して試聴が出来た。
試作機全体の写真と組み込んでいるひごもっこすん独自方式の低音用スピーカーBOXの写真と内部構造図を下に示します。

ただ、形状や部品の配置を変えようと思うと、融通が利かない。
たまたま、都合の良いリュックがあれば良いけど・・・。

そこで、レザークラフトでもやってみようとネットで最低限の知識と技術を身に着けて、我流で型紙を作成して作ってみることとした。
上の写真で利用してるランニングバッグを参考に型紙を設計して組み込んでみたのが下の試作品だ。
それなりの見栄えの作品が出来たと思った。

現物を近くで見ると、ステッチングの未熟さがはっきりわかるのだけれど、革での外装もなかなか良いものだと思った。
レザークラフトもなかなか楽しい。
財布などの小物を作ったりしながら、ウェアラブルスピーカーの外装も作っていこう。
そう考えたのです。

肝心の音質や装着感は?

重量は、約750gの重さがあるが、背中に背負う構造なので気にならない。
当たり前だが、ソファにもたれると邪魔になるが、そこは妥協できるのかできないのか?、しばらく使ってみよう。
音質に関しては、低音用のスピーカーユニットを、以前紹介した「BOSEサウンドリンクミニ用スピーカー搭載ユニットのコンパチ品?」を使用しBOXも大きな容量にしたので、低音と振動効果はネックスピーカー型と比較して大きく改善した。

低音用スピーカーBOXの配置、特に振動を発生する蛇腹部の配置は体感に大きくかかわる。
装着感と合わせて今後、色んなパターンで試作してみよう。