ウェアラブルスピーカーの試作を振り返る(1)

ウェアラブルスピーカーをつくると称してブログを始めて一年が過ぎたが、投稿してきたのは、ウェアラブルスピーカーの開発というカッコいいものではなく、半分以上は闇雲なカットアンドトライと言ってよい悪あがきに関する内容であった。
作った試作品はそれなりに苦労して作るわけだから愛着もあるのだが、部品代もバカにならず、特にスピーカーユニットは素性(スペック)が明確な物を使おうと思ったら、1個二千円以上するため、作っては改造したり壊したりで、そんなとき、試作品に対して申し訳ない気持ちがおきたりするものだ。

そんなわけで、ここいらで、今までの試作品を振り返り、その写真を記録に留めようと思う。
実は、現在デザインをどうするか考え中なのだが、過去やってきたことを見直してみるのも無駄ではないだろう。
これまでの投稿に記載していないものもあり、一度に試作品の写真を並べてみると、我ながら、よくもまあ、こんなに作ったものだと呆れてしまう。

2019年くらいから試作を始めたウェアラブルスピーカーだが、大きく4つの形に分けられると思う。

1)ネックスピーカー型

2)デイパック型

3)前後重量分散型

4)ホルスター型

 

1)はネックスピーカーを高音質化するイメージで、首や肩まわりに部品を配置したものだ。
2)は1)の重さを解消するために、重たいものは背中に担ぐ発想で、低音用スピーカーを背面に配置したもの。
3)は低音や振動用のスピーカーやエンクロージャー、そして、振動発生用の蛇腹と重りを全て後ろに集めると背中に背負った部分が邪魔でソファーにもたれにくかったり、意外と振動が感じにくいため、前後に振り分けたもの。
4)は振動効果がうまく伝わる配置を検討し、スピーカー関係の部品を前面側に集約したもの。

日の目を見ずに消えていった試作品たちを弔うべく、次回、まずは、1)のネックスピーカー型から報告していきまする。

つづく