振動と揺れ(ウェアラブルスピーカー)

来月、地方のとあるイベントで、ひごもっこすんが作ったウェアラブルスピーカーの紹介をさせてもらおうと準備をしています。

「今回開発のウェアラブルスピーカーは、低音を出すと同時に「振動」も生成し、それが皮膚に伝わり、骨などを経由して聴覚系に伝搬されます。これは、既存のオーディオ装置に欠けているもう一つのチャンネルを搭載することになり、非常にリアルな音を実現します。」といった感じの説明がメインのアピールポイントかなと考えています。

ここで、「振動」という言葉をつかうのですが、何となくしっくりしない気がしていました。
「振動」を英訳すれば、「vibration」が適切かなと思います。
でも、「vibration」のイメージは携帯電話のマナーモードの印象が強くて、半分、実感と合っていますが、半分、違和感があります。

なぜだろうと色々考えると、振動する周波数によるのでは?と思い至りました。
振動の周波数がどんどん低くなっていくと、「揺れ」と表現した方が感覚と一致しているようです。
ただ、あくまで、感覚的なもので、振動の強さや方向などでも感じ方は変わるのでしょうね。
振動スピーカーは、エキサイターとかトランスデューサーとか色々呼ばれますが、メーカーによっては「バスシェイカー」と呼んでいるようです。
また、「揺れ」を英訳ソフトにかけてみると一番に「shaking」が出てきました。

以前投稿した、ひごもっこすん方式の低音と振動の生成部ですが、

 

中ほどの「振動(40~120Hz)」と下端の「振動(20~40Hz)」については、両方とも振動には違いありませんが、前者を「振動(Vibration)」後者を「揺れ(Shaking)」と表現することに決めました。

これで、体感と呼び方、発生の仕組みの違い、周波数、振動方向がすっきりしました。

 

※ご参考

ボーンコンダクション