日岳についての小さな発見

宇城市の小川から見た山並みの不思議については、以前、実地検証を行った結果を投稿した。

山並みの不思議(実地検証2)

今回、パノラマ写真を撮る目的で日岳と矢山岳が重なって見えるポイント付近を徘徊してみた。
近くに稚児川という小さな川が流れているが、その土手から見たときの写真が下だ。

 

書き込みを行った下の写真で説明する。

A、B、Cの相似形の山の配列がとても美しいと思う。

AとCにオレンジの丸で囲んだ稜線が丸く膨らんだ箇所があり、山の規模が大きく違うのに、全体的な形状がよく似ており実に不思議だ。

この風景を見る中で新たな小さな発見があった。

上の写真の左側、日岳付近を見てほしい。
前々から、矢山岳と日岳の見かけの大きさや形状を比較するとき、日岳のほうが、横幅が広すぎて、向かって右の稜線が重なるのに、左の稜線が合わない点が腑に落ちなかった。
つまり、日岳の左稜線を①と見るためだ。

しかし、日が傾きかけ山の斜面の起伏がはっきりする時間帯に見ると、②で示した左下がりのラインがくっきりと目立ってくる。

このラインを矢山岳の左の稜線に対応するものと考えれば、矢山岳と日岳の見かけの大きさが、ほぼ一致するののだ。

稜線のカーブの具合もよく似ているように思える。
矢山岳と日岳付近を拡大すると下のようになる。
左稜線を赤線で書き込んでいる。

例の矢山岳と日岳、A、B、Cの山が重なるポイント付近で改めて取った写真だ。

 

これは、日岳と矢山岳が同じ形に重なって見えるよう、日岳の斜面が意図的に造形された可能性を示すものではないだろうか?