山並みの不思議(別の視点から検証してみよう2)
天空の観測点
前回、天の川銀河の中心付近の様子が、Bの山やピラミッド形状の山PB1,2,3の周辺の地形に表現されているのではと書いた。
これは、例えば古代の人々が天に対する信仰など、何らかの重要な関心事項があって、対象の天体の方向を指し示すために地形を成形したのではないかという仮定があったからだ。
例えば星座や天の川などの天体とそれを模した山や丘と呼べるような大きさの地形があって、地上に立った人間がそれらを対応付けて見よう(実際に見る、もしくは、その方向を知ろう)とした場合、どこから見るかはっきり決めておく必要がある。
恒星や天の川などは数世代の人間が生きている中では、分からない程度の変化しかないので、地球の自転にともなう天空での回転運動を考慮すれば、大きさや見える方向ははっきりしている。
地上の山などの地形は見る場所によって、形や方向が変わってしまうので、天体と地形の対応をとろうとしたら、見る位置を決めなければならない。
以前、Aの山とBの山の形状がほとんど一致する場所があることを確認した。
例の地形が天の川銀河の中心部を模しているのであれば、この場所はそのことを証明するポイントとなるのかもしれない。
星図と地形図の対応確認
上記観測点に立った考察は次回以降行うとして、星図と地形図に対応すると考えた3つの場所の確認をしようと思う。
ただ、3点の距離の比率を確かめる程度しかできないが。
(①③の距離)÷(①②の距離)を星図では、視野角、地形図では距離で計算してみた。
星図では1.68、地形図では1.60とかなり一致している。
星図の①の位置を決めた根拠が薄いのと、②の位置のずれがあるが、上記の比率をもって、星図と地形図の①②③は対応しているものと仮定して先に進むこととする。
天空と地上のサソリ
私が星図と地形図の②にこだわるのは、単に両方とも丸い形でその中に似たような模様が存在しているということだけではなく、蠍座の星の配置に関係している気がしたためだ。
蠍座は天の川を横切っているが、くるりと巻いたしっぽに囲まれるように、例の丸い模様が存在している。
前回、パレイドリア現象かもしれないが、いま話題にしている地域がサソリの立体地上絵に見えてしまうと述べたが、山のピークに着目して線で結んでみると、蠍座の星座線と見ることも可能だ。ただし、ピークが判然としなかったり、存在しなかったりするところもあり、そこには仮にピークを置いている。
天空と地上のサソリを比較した場合、天空では天の川を横切っているのに対し、地上のサソリは天の川の流れの方向に沿って横たわっているのが異なる点だ。
ここで注目したいのは、地上のサソリもくるりと巻いた尻尾の中に環状の地形を抱え込んでいる点だ。
天空の丸い模様と環状地形の謎
上で述べたことを、図に表してみた。
丸い模様について拡大し、輪郭を強調してみた。
画像処理に関する知見を持ち合わせていないので、極力主観が入らないようにして、マニュアルで描きこんでみた。
天の川の模様は人知の及ばないところで出来たと考えるが、地形図の模様も自然発生したものだろうか?
完全に同じとは言わないが、こんなによく似た模様が自然発生するものだろうか?
発生するとしたら、確率はとんでもなく小さいのではないか?
これは、「月刊ムー」に売り込んでもいいスクープネタではないのか?(最近の記事がいまいちだし)
いやいや、観光客誘致のネタになるぞ、などと妄想を膨らませるのでした。
最近のまとめ
八代平野には、たくさんの不自然な地形があることが分かってきた。
そろそろ、それらを踏まえ、複数の仮説をたてて検証していくアプローチをとる必要がありそうだ。
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