ウェアラブルスピーカーの音漏れはどのくらい?

ひごもっこすんが提案するウェアラブルスピーカーは室内での使用が前提となっているのですが、周囲への音漏れは少なければそれにこしたことはないと考えています。
そこで実際に音漏れを測定してみようと思います。

実は、騒音計を購入したので、早速役に立ってもらおうと考えました。
ちなみに騒音計は、アマゾンで購入しました。
TopTesという馴染みのないメーカーでしたが、購入者のレビュー欄を参考に選択、問題なく使えています。

Amazon | TopTes TS-501B 騒音計、2.25インチバックライト付きLCDスクリーン、A/C加重、範囲30-130dB、温度と湿度、最大/最小、データホールド、ホームファクトリーで使用 (オレンジ) | 騒音計 | 産業・研究開発用品 通販

測定方法ですが、スマホで再生したホワイトノイズの音を椅子にかけたウェアラブルスピーカーから出力、耳の位置に相当するL,Rスピーカーから15cm上の位置で騒音レベルを測定します。
同じ再生状態で、1m離れたL,Rスピーカーと同じ高さの位置で騒音レベルを測定します。
両測定結果から、聴いている音から1m離れた位置の音はどれくらい小さくなっているかを計算するのです。
以上のことを下図で示しました。

結果、1m離れると、聴いている音の約7.6分の1になることがわかりました。

ちょっとイメージわきにくいですが、ウェアラブルスピーカーを実際に装着して、楽曲をかなりの大音量、バスドラがズンズン爆音に近い感じで聴こえるのが、1m離れると家族団らんでTVで紅白歌合戦を視聴している程度の音量イメージになるのかなと思います。
(ますますわかりにくくなってしまいましたかね?)

視点を変えて、別のBluetoothスピーカーを使って以下の確認をしてみました。
上で実験したのと同じホワイトノイズの音源をこのBluetoothスピーカーで再生しながら、1mの位置に騒音計を置き、ウェアラブルスピーカーを装着して聴いているときの騒音レベルと同等の騒音レベル(56.5dB程度)になるようにボリュームを合わせました。
その状態で音源をズンズンする楽曲に切り替えると、かなり大音量になり、隣の部屋からクレームが来るレベルになりました。

結論として、ウェアラブルスピーカーで、Bluetoothスピーカーで大音量で聴くようなレベルの大きな音量で楽しんでも、周辺は隣の部屋に迷惑が掛からない程度の音量になるだろうということです。
当然、家のつくりや個人の感じ方の違いにもよりますので、保証できるものではありませんが。