天の川銀河とマウンテンサークル(1)

マウンテンサークルの全体像

八代平野の宇城市付近は、二重(もしかしたら三重かもしれない)のマウンテンサークルに囲まれている。
サークルの中心(以降「サークルセンター」と呼ぶことにする)は、日岳ー矢山岳を結ぶラインとA山ーB山を結ぶラインが交わるポイントで、そこから見る日岳と矢山岳、A山とB山は、ぴたりと重なって見える不思議な地点であることをこれまで述べてきた。
八代平野の色別標高図を銀河を意識した色で着色して、上の記載内容を描きこんだ。

天の川と地形を重ねる

さて、これを3D表示し、サークルセンター付近の上空を視点として、銀河中心が日岳ー矢山岳ライン上に来た時を想定し、天の川と合成したのが下の図だ。
天の川が水平に横たわるタイミングでは、銀河赤道が地平線の位置に来るので、実際は銀河赤道から下の範囲は地平線の下に隠れて見えないのだが、現時点の考察の主旨としては、天の川と地形の類似点を探ることにあるので、銀河赤道から下も表示している。

天の川は我々がいる太陽系を含む銀河系を真横から見ているもので、白い帯状に天球を一周している。
いて座の方向に銀河の中心部があり、ひときわ太く明るい部分となっている。
天の川の白い帯を上下に2分するように黒い帯が見えるが、これはガスや塵で出来た暗黒星雲と呼ばれるもので、背後の天の川の光をさえぎるため黒く見えるらしい。
上図は銀河の中心が日岳ー矢山岳のラインの延長線上に来た時の図だ。

天の川と地形の類似箇所

地上のサークルセンターに立ったとき、銀河中心近傍から左方向60°くらいの範囲にかけての暗黒星雲より下側の明るい部分の形がマウンテンサークル1の稜線と良く相関が取れて見えることは、以前の投稿の図で示した。

 

これからすると、上空から見た図では、天の川の銀河赤道より上の部分が、マウンテンサークル2に対応していると考えるのが自然な流れだ。

天の川の明るい部分を山林地域、暗黒星雲の暗い部分を河川の流域として対応付けてみよう。

マウンテンサークル間の河川(砂川や氷川、それらの支流)は暗い色で表示されているが、直感的に天の川の暗黒星雲の帯の流れと対応が付くように感じた。
更に主要な山の中で天の川の模様との対応がつく箇所が複数あるようだ。

 

次回より具体的な箇所を指摘して説明していきたい。