<驚愕>八代平野の山並みは古代人が天球を模して造った!(2)
山並みと天の川銀河を比べる
矢山岳は八代平野から見た時、最も目立つ山と言ってもよいと思う。
どっしりとした左右対称な台形であり、九州山地の前衛の山の中では最も高くそびえているように見える、崇拝の対象となってもおかしくない山だ。
日岳も低山ながら、見る角度によっては美しい三角形の姿を見せる存在感のある山だ。
そう考えると、日岳―矢山岳ラインとA山―B山ラインが重なる地点は何等か重要な意味を持つにちがいない。
下の写真は重なる地点より若干北西にずれた地点での撮影となってしまったが、手前の山並みの稜線の形に着目してほしい。
天の川銀河の中心、すなわち銀河系の中心付近が天の川の中で最も輝いている地点であり、このあたりが黒い帯を挟んでもっとも幅の広い地点となる。
この天の川で最も輝いている部分、ここの形を日岳が表現しているように見える。
また、Aや城山等と対応しているような箇所も存在しているようだ。
山並みと天の川銀河と比較し、対応していると思われる個所を矢印で表記した。
山並みと天の川銀河は見かけ上、同じ大きさに見える!
日岳―矢山岳ラインとA山―B山ラインが重なる地点は(北緯32度36分48.59秒、東経130度41分43.2秒)になる。
この地点に立った時、日岳の方向を基準の方向(0度)とし、天の川銀河との対応でポイントとなる山のピークを、基準の方向からの角度φ1、2、3を図の中に記した。
この図は、上に掲載した山並みの写真とほぼ同じ範囲の地形図を3D化したもの。ただし、高さ方向を2倍強調している。
同様、天の川銀河についても、下図のように基準の方向(銀河の中心)からの角度φ1、2、3を図の中に記した。
天球と地形のφ1,2,3を比較してみた。
これらの角度が近い値になったことで、天の川と地形は形も似ているが、見た目の大きさもほぼ一致していると言える。
φ1が3度弱差があるが、雲の様に輪郭がぼやけた天の川において、測定ポイントの置き方によって、ばらつきが出てしまうことも起因していると思う。
本日のまとめ
日岳―矢山岳ラインとA山―B山ラインが重なる地点、北緯32度36分48.59秒、東経130度41分43.2秒の地点に立って、八代平野東側の日岳、城山を有する山並みの稜線を見ると、その形状や見かけの大きさが、天球上の天の川銀河の光の帯と偶然と思えないくらい一致している。
地球の歳差運動により、天の北極が25800年周期で円を描くように動いているが、それに伴い、天の川の流れる方向や地平から上ったり沈んだりする方位も変わる。
上で説明したように天の川銀河と山並みの稜線は類似性がある。
それならば、天の川銀河と山並みの稜線、これらが、ぴったりと重なって見える時代があったのだろうか?
その話に行く前に、今回の天の川銀河の形状と地形が似ているのは偶然、もしくは気のせいという意見もあると思うので、もう少し恒星や星座と地形との関連についての考察結果を述べていく。
<<つづく>>
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