ウェアラブルスピーカーの試作~レザークラフトも楽しむ
私の作るウェアラブルスピーカーは進化しているような気もするし、同じところをぐるぐる回っているような気もする2021年だった。
黒い四角いドーナツ型の試作機を作って、次の課題をあげたが、紆余曲折あったものの改善の方向は見えた。
- 大入力時、低域で異音発生
- 装着の感触は概ね良好だが、重さをなんとか改善したい
- 蛇腹や柔軟BOXの振動の位置の見直しが必要
柔軟BOXの材料
課題2の柔軟BOXだが、結論から言えば、スポンジカバーとかスポンジグリップとか言われるスポンジ製の筒を使うこととした。
光 スポンジカバー 29×220 SGB-250 内径29mm 肉厚6mm
これは、同じ長さのソフターホース(緑の散水用のやつです)と比べると、22㎝の長さのもの同士で比較して、80g⇒20gに軽量化できる。
黒い四角いドーナツ型の試作機では、4個のソフターホースを使っていたので、長さは少し短いが、おおよそ200g程度は軽くなると思われる。
より柔らかくなるので、BOX(エンクロージャー)として機能するのか心配はあったが、実験の結果、大丈夫そうである。
また、装着性の改善も期待できる。
課題1,3について
入力アップのために、低音用のスピーカーユニットは2個とし、蛇腹の振動生成部と合体し、胸の下あたり、左右に配置することとした。
胸の下あたりにしたのは、体感試験を行い、音を一番ダイナミックに感じる場所だったからだ。
具体的な構造
前回の試作機で第3空気室まで設けたが、3段目の空気室の振動効果はあまり感じなかったので、3段目の空気室は廃止する。
椅子やソファにもたれても問題ないよう、背中にはスポンジの柔軟BOXだけとし、前胸部の蛇腹の振動と挟み撃ちにして振動効果を最大限に生かそうという目論見だ。
レザークラフトも楽しんだ2021年
ウエアラブルスピーカーの外装に革を使っている割に、なかなか技術が上達しないので、いろんなパターンの物を作ってみようと考えた。
ホックなどの金具やカシメ打ちのやり方も覚えたし、少しずつだがうまくなっている気はする。
うまいと言えない作品ですが、よろしければご覧ください。
最近のコメント