山並みの不思議(もしかしてスクープ?)

白髪山を中心とするピラミッド付近を地形図で観察する

ピラミッド型の山の配置について、不思議だねという話をしてきたが、白髪山を中心とする地形について、国土地理院のデータを参考にもう少し細かいところを見てみよう。
3つの山がほぼ等間隔で3つ直線状に並んでいるが、そもそもあんまりきれいな四角錐や円錐というわけではないので、地元でも話題にならないようだし、月刊ムーも取り上げないのだろうなと思いつつ、3D図で見てみた。

白髪山を中心とする三山を南側上空より見る
白髪山を中心とする三山を南側上空より見る(高さ方向は1.5倍強調)

 

白髪山を中心とする三山を北西上空より見る
白髪山を中心とする三山を北西上空より見る(高さ方向は1.5倍強調)

     出典:国土地理院「標準地図」と「色別標高図」を重ね3D化したものに記号、文字を追記して掲載

以前掲載した下の写真と見比べてください。

白髪山を中心とする三山を北西より見る
白髪山を中心とする三山を北西より見る

3D図で見てもきれいなピラミッドの形とは言い難いが、何やら縦横に塀の様な地形を伴い、意味ありげな(つまり人工的な)地形となっている。
南側から見た3D図に書き込んだように、白髪山の麓には自然の石橋があり、また、左手(西方)には、立神峡(たてがみきょう)という垂直な岸壁の名勝地がある。
変わった形の地形は地下の複雑な岩盤によるものなのかもしれない。
ぼつぼつ勉強してみよう。
少し気になるのは、東側にお椀を伏せたような山や崩れたクレーターのように見える地形があることで、これらもぼつぼつ調べてみたい。

三山どうしの距離を測って驚いた!

山どうしの距離を測るといっても、頂上が双頭になっていたり、長い尾根状になっていたりで、最高地点が頂点というのも正確ではない気がする。
そこで、標高200m以上を濃い茶色で表すようにし、その色の部分のほぼ中心を山の頂点と定義した。
仮に数万年前にピラミッドの形だったとして、長い風雨による浸食が進んだ結果が今の形状であれば、頂点の位置はかなりの誤差を含むと思われるが、三角点の位置を頂点とするよりもましな気がする。

白髪山を中心とする三山間の距離
白髪山を中心とする三山間の距離

      出典:国土地理院「標準地図」と「色別標高図」を重ねたものに記号、文字を追記して掲載

測定してみた結果を書き込んだものが上の図だ。(単位はメートル)
まさかと思って、ギザの3大ピラミッドのピラミッド間の距離もGoogleマップの航空写真上でGoogleマップのツールを使って測定してみた。
ネット上で情報が見つからず上の方法をとったため、公式な数値でないことや下図の精度が低いことはご容赦ください。
各距離は、小さいものから、

458m、490m、945m

となった。
これらを2倍するとどうだろう。

各距離は、

916m、980m、1890m

となる。

白髪山を中心とする三山は、

918m、919m、1774m

となる。

それぞれの3つの数値が順番に対応するとして、各距離の誤差は、

0.2%、-6.2%、-6.1%

だった。
これでも偶然と言えないくらいの一致ではないか?
更に地形図の濃い茶色に着色した範囲内で頂点の位置をずらしてみると、なんと誤差0%になるポイントが見つかる。例えば、下図。

白髪山を中心とする三山間の距離(山頂位置見直し)
白髪山を中心とする三山間の距離(山頂位置見直し)

出典:国土地理院「標準地図」と「色別標高図」を重ねたものに記号、文字を追記して掲載

 

ギザの三大ピラミッド間の距離の2倍になっているとはいえ、また、頂点の位置が推測した位置とはいえ、白髪山を中心とする三山間の距離と一致する!

もっと証拠を積み上げよう

これだけでは単なる偶然で片付けられると思う。
エジプトと日本が紀元前につながりがあったという証拠は無いと一笑に付されるであろう。
しかし、実地調査の結果も含め、八代平野周辺の地形には不自然なことが多すぎる。
状況証拠しか見つからないかもしれないが、三山の配列の方角や周囲の山の配置等、調べることで何かわかるかもしれない。

いつものように調査継続!