山並みの不思議(実地検証1)

地形図上でラインを引いて驚く

前回投稿で書いたように、2重の3連ピラミッドは地形図上は怪しい位置関係にあった。
PC1→PB1、PC2→PB2、PC3→PB3を結ぶとどうなるのか、地形図上に更なる書き込みを行ってみた。
若干のずれがあるが、ほぼ焦点を結んでいるではないか!

出典:国土地理院「標準地図」と「色別標高図」を重ねたものに記号、文字を追記して掲載

ここで、観音山と書いたが、宇城市の小川地区では親しまれている標高100mに満たない低山だが、麓に複数の寺があり、小川阿蘇神社と船繋ぎの大楠があることで知られている。
大昔はこのあたりが海岸線だったということらしい。
3本のラインがほぼ交わるあたりにあり、注目している。
もう一つ理由がある。
私がご幼少の頃、観音山に何度も登ったことがあるが、記憶では、山のピークが3つあって、「1ちん、2ちん、3ちん」と呼んでいた。
「ちん」とは何ぞや? よくわからないが、ここにも低いながらも3つの山頂があって(過去形かもしれないが)、3連ピラミッドと関係ありそうではないか!
Bの山とPB1~PB3の位置関係とCの山とPC1~3の位置関係は似ている。
Aの山と「1ちん、2ちん、3ちん」の位置関係も同様ではないのか?
「1ちん、2ちん、3ちん」は地形図ではいまひとつ判然としないが、わずかに3つか4つの起伏がありそうである。

今では高速道路が出来、運動公園が出来、車道も出来、自転車でも乗り越えられるようになって、記憶の中のイメージと合わなくなってしまった。
地図やネットを見ても「1ちん、2ちん、3ちん」の記述は見当たらない。
山城があったらしいので、それと関係するのかもしれない。
ご存じの方が、必ずおられると思うので、ぜひ教えてほしい。

徘徊サイクリストがポタリングで実地検証

観音山の西側から登り、観音山総合運動公園に下りる車道があるので、下りの見晴らしの良い場所で南方面を撮影してみた。冒頭の写真の赤◎印の撮影ポイント①の地点。

PB1~3、PC1~3を書き込んだものが下。

街中は6つの山の全景が望めるポイントが見つからず、冒頭の写真の赤◎印の撮影ポイント⓶の地点から撮影してみた。
ここは、小川駅の近くのJRの線路をまたぐ陸橋の上である。

PB1~3、PC1~3を書き込んだものが下。

例の3本のラインから少しずれているので、地形図を見て予想したとおりの見え方だった。

どれも自然に出来た形状の山に見えるが、この配置関係が偶然に出来るものなのだろうか?
これは驚くべきことではないのか?
更に、調査を継続していく。