山並みの不思議(1)
3層の山並み
八代平野より東の山並みを見たとき不思議なことがあると書いたが、具体的なところを挙げてみよう。
上の写真は宇城市を流れる砂川の河口近付近から東をみたものである。(クリックすれば拡大します)
大きく3つの山並みが見える。
もしかして、それぞれの山並みに名称があるのかもしれないが、調べた限り不明なので、便宜上、手前より、山並み1、山並み2、山並み3と呼ぶことにする。
それぞれ、書き込んだものが下の写真。(クリックすれば拡大します)
位置はおおよそ次の通り。
山並み1:宇城市内に南北に連なる山塊
山並み2:宇城市と八代市および美里町の境界に南北に連なる山塊
山並み3:八代市から美里町にかけて南北に連なる山塊
稜線の形に注目
私には、全体的な稜線の起伏の形に相関がありそうに見えてしまうのだがどうだろうか?
写真が小さいので、特に相関がありそうな、上記パノラマ写真の中央付近を拡大してみる。
山の名称が分からないので、A、B、Cと置いた。(クリックすれば拡大します)
日岳、烏山、矢山岳は鋭角的な形状で、A,B,Cは向かって左上がりの丸みをおびた形状だ。
日岳は見る方角によっては三角錐に見える美しい山だが、火の国の語源になったとも言われる伝説の山らしい。矢山岳は八代平野のどこからも目立ち、形からそれと判る印象的な山だ。A、B、Cの中では、特にBの丸っこさが際立ち、地形図の等高線からもその特異さがよくわかる。
まとめ
これまで書いてきたことは、地質学的にそうなる原因があってのことか、もしくは、たまたま偶然にそうなったのだろうが、どうしても、山並み1に属する「日岳とA」、山並み2に属する「烏山とB」、山並み3に属する「矢山岳とC」は、共通のコンセプトで造形されたのではないかと感じてしまう。
下の写真は日岳とAについて、別の地点から見たものだ。
書店に入れば必ずと言っていいほど「月刊ムー」を立ち読みしてしまうオカルト好きな私は、ピラミッド(日岳)とスフィンクス(A)を想像してしまうのだった。
自転車で八代平野をポタリングしながら風景を眺めたり、地形図と見比べたりしていると、更にいくつかの不思議なことに気がついたので、引き続き報告していく。
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