ちっちゃいエキサイターを色々試す

今回はエキサイターを貼り付ける場所を、下の写真のように、板壁とガラス窓と変えて測定することとした。

板の壁に貼り付けた
窓ガラスに貼り付けた

今回も、エキサイターから垂直方向15cm、1m、横斜め45度方向1mの位置3か所にマイクを置いて測定した。
そして、同様に測定した25cm×14cmの板に貼り付けた場合と比較してみる。

1)15cmの距離で測定した場合

板壁に貼り付けたときの特性
ガラス窓に貼り付けたときの特性
25cm×14cmのPP板に貼り付けたときの特性

2)1mの距離で測定した場合

板壁に貼り付けたときの特性
ガラス窓に貼り付けたときの特性
25cm×14cmのPP板に貼り付けたときの特性

3)横斜め45度の方向1mの距離で測定した場合

板壁に貼り付けたときの特性
ガラス窓に貼り付けたときの特性
25cm×14cmのPP板に貼り付けたときの特性

壁もガラス窓も面積が大きく、無限バッフル板に近いので裏側の音が表に回り込むことはほぼ無いせいか、25cm×14cmのPP板に比べて、距離が大きくなっても低域の減衰傾向はあまり見られない。
どのケースも垂直方向と45度斜め方向の特性に顕著な差は認められない。
壁とガラス窓、それぞれに周波数特性のカーブの形に特徴があり、貼り付けるものによって音質が変わることを示している。
壁やガラス窓に貼り付けた場合に、特定の周波数でどこかにビビり音が発生している。
家の老朽化のせいかもしれない。

まとめ

以上、予備実験的にやってみたが、今回の実験パターンにおいては、いずれでも、結構な右肩上がりの特性になっていること以外は、わりとまっとうな特性になっているように見える。
貼り付けた板が、恐らくは波打ちながら音を出しているだろうことを考えると、意外な感じがする。
高調波成分はたくさん出ていると想像するが、試聴した音に関しては個人的には気にならなかった。
個人的なことをさらに言えば、年齢のせいか右肩上がりの特性も気にならない。
引き続き、応用的なこともしばらくやってみようと考えている。