梨と桜の花見ポタリング

氷川町の丘陵地帯は梨園が多く、この時期には一面に白い花が咲き誇る。
また、隣接する八代市の東陽町の道の駅付近、氷川流域の桜の花も見事だ。
そこで、国道3号線沿いの「道の駅 竜北」から、梨園の広がる丘陵地帯を抜けて「道の駅 東陽」を回って、戻ってくるコースをポタリングした。
菜種梅雨に入ったようで、雨が降ったりやんだりの日が続いたが、土曜の午前、薄日が差す日となったので、花が散らぬ間に走ることにした。

道の駅 竜北の国道挟んだ竜北公園の桜も満開に近そうだ。
県道155号線に入ると、間もなく左右に梨園が現れるが、既に満開に近い。
案内板などは無いが、県道155号線から、立神峡に至る道に折れる。

緩やかな丘の斜面に霞のように広がる白い花が美しい。

あまりニュースにならないようだが、これだけ広い範囲を白く埋め尽くす様子は観光的には話題にしてもよさそうに思える。
まあ、観光目当てに車や人が押し寄せても、狭い道路が多い地域なので、農家さんにとっては困ったことになるのかもしれない等と考えつつ、緩い斜面を登って下ると、立神熊野座神社にたどり着く。

 

立神峡と吊り橋と神社と桜が絵になる。

 

神社の入口付近には駐車場や更衣室、トイレがあって、夏場には水遊びをする家族づれを見かけるが、それ以外の時期は割と静かだ。
更衣室の前には微笑む羅漢さんと怒ったようにして考え込む羅漢さんが座っておられる。

道の駅 東陽付近の川沿いの道は、桜がほぼ満開だった。

曇天だが十分に美しかった。
来週末には大分散ってしまいそうなので、今日来て良かったと思う。

再び県道155号線に入り、石工の偉業や歴史、石橋の作り方等を展示している石匠館の横を抜けると、しばらく登りが続く。
氷川町に入ると、急に丘陵地帯が開け、眼下に一面の梨園が広がる感じで、桜に比べると地味であるが美しいと思う。

あとは、緩やかなアップダウンがあるものの、気持ちよく走り、あっと言う間に、道の駅 竜北にたどりついたのでした。