加速度センサーを使ってみる(1)

みなさん、こんにちは。
ひごもっこすんが開発したウェアラブルスピーカー「fuiigo」は振動や揺れまで感じる体感型の音響製品である。
↓ご参考

高音質な低音振動スピーカー – 高音質な低音振動スピーカー “fuiigo"

さて、「振動や揺れ」を感じる製品なわけだが、それらの数値化や視覚化が実現出来ていない。
製品の改良や新製品の開発を行うにあたり、主観で判断することは最終的に必要だと思うが、客観的な数値なり波形なりで評価を行うべきだろう。
そう認識しつつも検討は先延ばしになっていた。

最近、主観での「振動や揺れ」の評価に限界を感じたので、とにかくやってみよう、やってみないことには始まらないということで、振動の見える化にトライすることにした。
安直に思いつく方法としては、振動を測定するスマホのアプリだ。
検索にヒットした「Sonic Tools」というアプリをインストールして使ってみた。
確かにスマホを振ったり叩いたりすると、それに応じて波形に変化がみられる。

しかし、「Sonic Tools」を使って「fuiigo」の発生する振動波形を実際に観測すると、入力信号との相関が怪しいことが分かった。
入力信号の周波数と表示される振動波形が示す周波数が一致していないのだ。
振動の大きさと波形は何となく相関が取れているようには見える。
使用方法が誤っているのかもしれないが、そもそも、スマホを製品に貼り付けて測定するのも無理があるなあと思った。
せっかく見つけたツールだが、残念ながら断念した。

それならば、加速度センサーのモジュールの小さなもので使えそうなものがないか探してみることにした。
3軸方向の加速度を検出するセンサーモジュールは、アマゾンなどで複数品種出回っているようだ。
しかし、よく見ると、どれも検出した信号がデジタルのシリアル信号で出てくるもののように見える。
こんな信号だと私には読む技術力がない。

困ったと思っていたが、秋月電子通商でアナログ出力の加速度センサーモジュールを扱っていることを発見した。
税込み850円なので早速購入してみた。

3軸加速度センサーモジュール KXR94-2050: 計測器・センサー・ロガー 秋月電子通商-電子部品・ネット通販

通販ページの外観写真

ちっちゃい!
この大きさだと、製品のあちこちに貼り付けて、信号線を引っ張り出すことで、オシロで振動波形を観測できるぞ。

<つづく>