山並みの不思議~雁回山は日本のウルルか?
前回の投稿で異形の山という事で、雁回山を取り上げたのだが、追加で補足したい。
似てるんじゃない?
平地の中に単独にある点やその佇まい、規模、形がオーストラリアの先住民アボリジニの聖地ウルル(エアーズロック)によく似ていると私は思うのだが、誰も指摘したのを聞いたことがないので私の感性がおかしいのかもしれない。
確かにウルルは巨大な一枚岩らしいので、成り立ちや地質に共通点は無いのだろう。
しかも、南半球のオーストラリア大陸とえば、あまりに遠く何のつながりもない気がする。
まずは、ウルルだが、巨大な一枚岩で周辺の平地からの高さが、335mとのこと。
周囲の長さは、9.6kmといわれる。
対して、雁回山は、標高314m、周囲は私の計測になるが、約11kmだ。
雁回山遠望
地形を比較する
写真で比較し全然違うと思う人が多いだろうが、地形図や航空写真でも比較してみよう。
ウルルは、Googleマップで上空から見ると四角形に近い形をしていることがわかる。
ウルルの輪郭を縮尺を合わせ少し回転させて、雁回山の地形図に重ねると下のようになる。
雁回山が長い年月の間に、崩落や浸食を繰り返してきたとすれば、元の形がウルルと同じだったとしても不思議ではないと思ってしまう。
3D化して南方向から眺めると。
更に、高さを2.5倍強調し、色を変えてみた。
ウルルの上空からの写真(下)と比べてどうだろう?
よく似ていると思うが。
雁回山から真南にたどると・・・
ウルル 南緯25度23分 東経131度5分
雁回山 北緯32度23分 東経130度42分
つまり、雁回山からほぼ真南に進んでいくと、ウルルに至るということになる。
以上、単なる偶然なのだろうか?
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