加速度センサーを使ってみる(2)
振動しているということは、振動方向に重力加速度が発生するので、加速度センサーで検出ができるわけだ。
じっとしていると、地面に向かって働く地球の重力が検出される。
このような機能から、加速度センサーを振動センサーや重力センサーと呼ぶこともあるようだ。
今回のセンサーは直交するx、y、zの3軸方向のそれぞれの加速度が検出できる。
3軸の値がいくらかを見ることで、組み込んだ機器がどの方向にどれだけ傾いているかを算出できるので、傾きセンサーとも呼ばれたりもするみたいだ。
例えば、携帯電話にも入っていて、縦置きで見ているか、横置きで見ているかを検知して、表示を縦にしたり横にしたり切り替えるのに使われている。
と、偉そうに書いたが、少しだけかじった知識なので、間違えていたらごめんなさい。
最終的には、ひごもっこすんの開発したウエアラブルスピーカー「fuiigo」を装着したとき、振動を身体のどこでどの程度感じるのか、視覚的に見えるようにしたいのだ。
例えば、fuiigoの振動生成部の中の蛇腹と錘が発生する振動が身体に伝わるイメージは下図のようだと考えている。
赤い矢印が振動源で、緑の矢印が伝達していく振動を表現したつもりだ。
また、下図を見て欲しいのだが、fuiigoには柔軟BOXと呼んでいるスポンジの第2空気室も振動を発生する。
柔軟BOXと振動生成部が発生する振動は周波数が異なっており、両方を合わせて広い帯域の振動を体感できる仕組みだ。
いきなり、fuiigoを装着した状態で加速度センサーを貼り付けて測定しても良くわからない状態になるので、まずはfuiigo内部、上図の左の部分を取り出し、振動生成部と柔軟BOXの表面に加速度センサーを貼り付けて、周波数を変えたサイン波の音を鳴らして観測してみることにした。
下の写真がその様子だ。
加速度センサーが検出する加速度の方向は、追記しているX,Y,Zの方向だ。
振動生成部と柔軟BOXは机の上にスポンジのシートを引いて、その上に置いている。


実験した結果は次回報告する。
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