ウェアラブルスピーカーの試作を振り返る(7)

前後重量分散型

その3:前に低音振動ユニット、後ろに柔軟BOX

前後の部品配置を入れ替えるという一応理にかなった対応をトライする。
つまりは、

ウェアラブルスピーカーの試作~2022年もスタートから試作三昧だぁ

 

の過去の投稿に記載したように、胸部分、または、脇腹付近に低音振動部を配置し、背中に第2空気室である柔軟BOXを配置した。

シンプルな形を狙って、もう一回行った試作が下の写真。

 

第2空気室の柔軟BOXを背中のクッションの働きをさせようという発想は、自分では良いアイデアと思ったが、期待する振動効果は、ソファーに背中を押し付けたときだけなので、もっとシンプルにすべて体の前側に配置した方が良いという結論に至った。

この結論にたどり着くのにどれだけ労力を使ったのだろう?
でも、試行錯誤した時間は無駄な時間ではないと信じたい。
狭い世界であるが、ノウハウとして蓄積し、役に立つ時がくるに違いない。たぶん・・・。

つづく