虹とスニーカーの頃

今頃の時期は、よく虹を見かける。
そんなとき、特別なチューリップのファンでもなかったけれども、代表曲「虹とスニーカーの頃」が思い出される。
二十歳の頃は、一つも浮いた話なんてなかったが、印象的なメロディと歌詞が疑似体験として心に焼き付いたんだろうね。

さて、先日、怪しい雲行きの夕刻、ポタリングに出かけると、私が八代平野のピラミッド三山と呼ぶ3つの山の真ん中、白髪山に虹がかかっていた。
小さい山とはいえ、火の国や氷川の語源となったという言い伝えのある伝説の山だ。
そう考えると、何とも神々しい瞬間に思えてくる。

当然のように、「虹とスニーカーの頃」を口ずさんでしまったが、現実問題として、今、雨の降っている方向を目指して走るべきか少し迷った。
携帯カッパがとりあえずあるし、局地的なとおり雨だと考えて、川沿いの両側に草が生い茂る道を直進したのでした。