山鹿の不動岩

2023年2月11日

気になることがあって、深堀したら、また一つ大きな謎に出くわした。

昨年、山鹿市の不動岩（ふどうがん）と熊本市と宇土市にまたがる雁回山は元は一つの岩だったが、３００万年かけて、地震で少しずつ移動した結果、現在の３０キロ離れた位置になったという元熊大教授の研究成果についての記事が、地元の熊日新聞に掲載されたのだが、改めて読み直してみた。

以前、雁回山とオーストラリアのウルルが似ていると投稿したが、不動岩と同じく雁回山も岩山とのこと、改めて似ていると思った次第。

不動岩は熊本県の北部に位置し近くを訪れたことはないが、地図で見る限り不動岩が遠くに見えるはずの道を自転車や車で何度か通過しているはずだ。
昨年も山鹿市を訪問したが、残念ながら不動岩のことが頭になかった。
少し調べてみるか。

こんな感じ。

でっでっ、でかい！
下の山鹿市の商工観光課のホームページもご参照下され。

これを読んで、なかなか興味深いところなので、近いうちに行ってみたいと思った。

雁回山と地質的なつながりがあるとのことだが、大きく俯瞰すると、竜峰山・竜ヶ峰の山塊と雁回山と不動岩は南北にきれいに並んでいるように見える。

まてよ、ということは私が「サークルセンター」と呼んでいる地点もその途中にあるということだ。

国土地理院の地形図に書き込んでみたら、なんとも驚きの結果となった。

竜峰山・竜ヶ峰の山塊の最高地点である竜ヶ峰の三角点と不動岩を直線で結んだ。（図中の黄緑の線）
このラインは雁回山のほぼ中央を通過し、不思議なことにサークルセンターがこのライン上に見事に乗っかっている。

更に、竜峰山・竜ヶ峰の山塊の東端と不動岩、西端と不動岩を結ぶ２本の線（赤い線）は、それぞれ雁回山のほぼ東端と西端を通過する。

なぜだ！

下の部分的な拡大図も参照願いたい。（縮尺はバラバラなのでご注意下さい）

ついに八代平野を超えて県北部の山鹿まで広がる地形の幾何学的配置。
単なる偶然なのか？
巨大な不動岩は何者かが作った何かの象徴なのか？
それとも、我々の知らない自然界の法則によるものなのか？
何も分からないまま謎が広がっていく。