何が課題?(2/2)

2022年8月8日

ソニー「SRS-WS1」の課題

左右のスピーカーが、それぞれパッシブラジエーターを駆動してパッシブラジエータからの低音を聴くと同時に、パッシブラジエータの振動が筐体を通じて聴取者の首周りを揺らす仕組みだが、100Hzより上の周波数領域までパッシブラジエータがまかなうため、その周波数までが音だけでなく振動として体に伝わる。振動は60Hz 以下の周波数に抑えてほしい。なぜなら、振動が不快で不自然に感じるためだ。音源によっては、振動によって鎖骨あたりが痛くなり、音質もあまり明瞭とは言えない。

シャープ「AN-SX7A」

上記のことを踏まえ、蛇腹構造のパッシブラジエータとバスレフポート両方を併せ持つ特殊な振動ユニットを持ち、振動をなるべく低域に抑え込む工夫を行っている。ソニー「SRS-WS1」と比較し、明瞭な音質と心地よい低音が得られると感じた。ただ、ド迫力というには物足りない低音と振動だ。

まとめ

改善すべき課題を、

  • 低音の音圧増強
  • 振動周波数の低下(60Hz以下に抑える)と増強

と設定した。これを実現するための方式を考えていく。
そのためには、市場の製品の方式にはとらわれない新たな発想が必要だろう。
なんか、ちむどんどんしてきたバイ。