八代平野ミステリーマップ(7)

2024年11月16日

⑤竜峰山とりゅうこつ座

竜峰山は八代市民とっては、一番身近な山ではないだろうか?
早朝、竜峰山の山頂や5合目の展望所を目指し、麓から歩いて登る人が結構たくさんいる。
中には、ほぼ毎日登っている人もいるようだ。

竜峰山については、

<驚愕>八代平野の山並みは古代人が天球を模して造った!(5) | ウェアラブルスピーカーをつくる

<驚愕>八代平野の山並みは古代人が天球を模して造った!(6) | ウェアラブルスピーカーをつくる

の中で、りゅうこつ座との関連があるのではないかと記した。
また、5回にわたって竜峰山に関する投稿を行った。

竜峰山逍遥(1) | ウェアラブルスピーカーをつくる

それから、雁回山や山鹿の不動岩との配置の不思議さについても考察した。

山鹿の不動岩 | ウェアラブルスピーカーをつくる

こうして振り返ると、自分の中で、竜峰山に対して、かなり意識がいっているのだと気づかされるのだが、それは、毎日家から出ると、必ず視野に竜峰山が飛び込んでくるからかもしれない。

改めて竜峰山の3Dの地形図を見ると、確かに竜が伏せたようにも見えるが、船底を上にしてひっくり返った巨大な船に見えて仕方がない。

 

 

ウキペディアによると、「竜骨とは船舶の構造材のひとつで、船底中央を縦に、船首から船尾にかけて通すように配置される強度部材」とあり、「中国における古典的な造船では、まず竜骨を船の前後方向に準備し、竜骨に対して直角(船の左右方向)に肋材を組み、それを梁によって固定することから始まり、この基礎部分が船の強度の源となる。」との説明がある。
竜峰山から竜ヶ峰を通過する巨大な尾根はまさに竜骨、そこから両側に伸びる多数の小さな尾根や谷は、上の説明にある助材の如くである。
そう、船底の内部構造を見せながら横たわる巨大な船の姿が想像されるわけだ。

りゅうこつ座は、近くに位置する、ほ座(帆座)、とも座 (艫座)とともに、ギリシャ神話に登場する巨大なアルゴ船を表しているが、これらは南天の星座である。
八代平野の宇城市付近からは、天空の巨大な船が南の低い位置を竜峰山と重なるように移動していくように見える。
普通に考えるとギリシャ神話の船と竜峰山が関係するとは思えないが、実は星座の起源がとてつもなく古く、各地に散らばる人類が共通の知識や情報を共有していたのではないかと妄想してみるのも楽しい。
エジプトの大ピラミッドをはじめ、現代人でも出来ないようなことを実現していた古代人にとって、山を成形して何かを形作るような作業は意外と難しくはなかったのかもしれない。

ここまで、5つの星座と地形との関係について私の妄想を語ってきたが、引き続き、星座の見える方角との関係や時代について考察をしてみたい。

<つづく>