森山良子コンサート

この前の日曜、嫁さんの知り合いが急に行けなくなったとのことで、森山良子のコンサートのチケットを譲り受けた。
森山良子かぁ、特別ファンではないけど、プロの歌手のコンサートは30年くらい行っていないので、久々に行ってみようと思ったのだった。
森山良子といえば、デビュー曲の「この広い野原いっぱい」だよね。
中学校の音楽の授業で良く歌ったものです。
森山良子と同世代の女性歌手といえば、山本潤子と白鳥英美子が思い浮かぶが、私は誰のファンかといえば、山本潤子になるのだけれど、白鳥英美子と森山良子も癒される歌声が好きな歌手である。(山本潤子が活動休止しているのは残念だ)

会場は八代市の鏡文化センターだ。
よくこんな田舎に来てくれたものだ、ありがたい。
特別なファンというわけではないのと自宅から10分くらいの会場なので、気楽な感じで開演10分前くらいに到着した。
恵まれたことに端の方とはいえ、最前列だった。
過去に行ったコンサートは、2階席ばかりだったので、いざ、着席すると少し緊張するのであった。

そして、歌と演奏はすばらしかった。
曲の間のトークもね。
正直、森山良子は明るいきれいな声で歌う人というイメージだったのだけど、今回のステージでは、70歳半ばとは思えないパワーに圧倒され、印象が大きく変わった。
特にオープニングの曲のロングトーンのボイスは圧巻、心の中で思わず「スゲー!」と叫んでいた。
バックはピアノとアコースティックギターの二人だけだったが、これで2時間全力で歌いきるとは、日頃どれだけの鍛錬を続けているのだろうか?

音は身体全体で感じるものなのだと改めて思った。
音響機器を開発している身としては、たまにはコンサートや映画館には行くべきだと思った次第であります。